活性炭フィルター(Activated Carbon Filter)は、ヤシ殻系、石炭系または木質系の活性炭をコア材料とし、微細孔構造(比表面積800~1200 m²/g)による物理吸着と表面化学反応の2つのメカニズムで、水や溶剤中の有機汚染物質、残留塩素、揮発性有機化合物(VOC)、色度成分、臭気成分を除去します。純水システムや薬液精製に欠かせない構成要素です。
構造は3種類に分かれます。カーボンブロック(Carbon Block)は高密度に圧縮成形されており、5μm以下のろ過精度で吸着と機械的ろ過を両立します。ワインドカーボン(Wound Carbon)は活性炭繊維糸をコアに巻き付けた構造で、圧力損失が低く大流量に対応します。活性炭繊維クロス/フェルト(Carbon Fiber Cloth)は吸着速度が速く平衡到達時間が短いため、低濃度・高流速の用途に適しています。選定のポイントは、対象汚染物質の分子量、極性、濃度、接触時間(EBCT)です。
代表的な用途:UPW前処理(TOC除去、残留塩素から後段のRO/EDI膜を保護)、半導体のIPAおよびフォトレジスト溶剤の回収前処理、医薬品用精製水システム(USP <643> TOC管理)、食品・飲料の脱色・脱臭、化学品の色度除去、ラボでの溶剤精製。
よくあるご質問
活性炭フィルターで除去できる汚染物質は何ですか?
カーボンブロック、ワインド、繊維クロスの活性炭フィルターはどう選べばよいですか?
活性炭フィルターから粉末が出ることはありますか?
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選定前に原理と仕様の読み方を押さえておくと、選定ミスを防げます。
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