中空糸膜フィルター(Hollow Fiber Membrane Filter)は、PVDFまたはPolysulfoneの中空糸を用いたフィルターです。1本1本の中空糸は直径0.5~2 mmの微細な管状膜で、数千本を1本のカートリッジに束ねることで5~10 m²の有効ろ過面積を実現します。これは同サイズのプリーツカートリッジフィルターの2~3倍に相当します。通液方式はインサイドアウト(Inside-Out)とアウトサイドイン(Outside-In)から選べ、デッドエンドろ過とクロスフロー(Cross-Flow/TFF)の両方の運転モードに対応します。
中空糸膜フィルターの最大の利点は、ろ過面積の最大化と極めて低い差圧です。大流量・高濁度で頻繁な逆洗が必要な用途に特に適しています。エアスクラブと逆洗(Air Scour + Backwash)によってフラックスを回復できるため、固定式のデプスフィルターをはるかに上回る使用寿命が得られます。親水化処理により即時の濡れを確保し、エアロック現象を防ぎます。
代表的な用途:超純水(UPW)システムの循環ろ過、医薬品工業におけるmAb/ワクチンのTFFクロスフロー精製、バイオのセルハーベスト、浄水場の限外ろ過(UF)、食品・飲料の清澄ろ過、排水再利用の前処理、海水淡水化におけるRO膜の前段保護ろ過。
よくあるご質問
中空糸膜フィルターとプリーツフィルターはどう選べばよいですか?
中空糸膜はクロスフロー(TFF / Cross-Flow)に使用できますか?
中空糸膜はどのように洗浄・保管すればよいですか?
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