プロセス上の位置づけ
プリーツカートリッジはメンブレンだけでなく、一組の構成部品で支えられています。アウターケージがプリーツ加工したメンブレンを保護し、コアが内側から支えてろ液を流し出し、両端にエンドキャップとアダプターを熱溶着することで、ハウジングに差し込んでシールできるようになります。接液面にPPも金属も使わないオールフッ素樹脂カートリッジでは、これらの構成部品もPFAでなければなりません。各部品の役割は液体フィルターカートリッジの構造解説をご参照ください。
本シリーズは、カートリッジメーカーや、オールフッ素樹脂カートリッジを自社で組み立てる装置メーカー向けにオールPFAの構成部品を供給します。Ø69・Ø83の液体用カートリッジ一式、特殊ガスフィルター用のØ28・Ø17・Ø14サポートとエンドキャップ、大流量カートリッジ用のエンドキャップです。
主な特長
- 一式そろう部品:Ø69シリーズにはアウターケージ(Ø68)、コア、222アダプター、ロック爪付き226アダプター、クローズドエンドキャップ、オープンエンドキャップ(アダプターリング)、フィン付きエンドキャップがあります。Ø83シリーズも226アダプター以外は同様にそろい、ケージの肉厚は3 mmです。
- 2種類の原料グレード:Ø69・Ø83は、国際的な大手ブランドの超高純度グレード、またはコストパフォーマンスに優れた高純度グレードを選べます。半導体ウェットプロセス用のカートリッジには超高純度グレード、一般的な薬液・プロセス液のろ過には低コストの高純度グレードが適しています。
- 特殊ガス用の小径部品:Ø28のアウターケージ、コア、クローズド・オープンの2種類のエンドキャップと、Ø17・Ø14の一体型サポートで、原料は超高純度グレードです。特殊ガスフィルターの小型カートリッジに使用します。
- 大流量用エンドキャップ:大流量カートリッジ用のクローズドエンドキャップとオープンエンドキャップで、原料は高純度グレードです。
選定のポイント
まずカートリッジの外径を決め、ハウジングの接続形状に合わせて両端の形式を選びます。
| 端部の形式 | 用途 |
|---|---|
| 222アダプター | ダブルOリングの差し込み式で、ハウジングのヘッドに差し込んでシールします。最も汎用的です |
| 226アダプター | ダブルOリングの差し込み式に2つのロック爪を加えたもので、差し込んで回すとロックされ、配管の圧力で抜けません |
| フィン付きエンドキャップ | 片端開放カートリッジの閉止側で、フィンがボウルに当たってカートリッジを中心に保ちます |
| クローズドエンドキャップ | 片端開放カートリッジの閉止側(フラット) |
| オープンエンドキャップ | 中央に開口のあるリング状のエンドキャップで、カートリッジの開放側に使用します |
原料グレードは、完成したカートリッジの用途に合わせて選びます。構成部品の長さ、内径、はめ合い公差はお見積もり依頼時にご確認ください。自社図面がある場合は、照合用にご提供いただけます。耐熱・耐圧・耐薬品性は、構成部品をメンブレンと溶着してカートリッジにした後に決まります。材質選定の考え方は薬液別フィルター材質の適合性ガイドをご参照ください。部品ではなく組み上がったオールフッ素樹脂カートリッジが必要な場合は、半導体グレード オールPTFEフィルターをご覧ください。
使用と交換
PFA構成部品は、メンブレンやサポート層と熱溶着して組み立てます。部品はクリーンな環境で開梱し、接液面に素手で触れないようにしてください。超高純度と高純度の2グレードは保管・払い出しを分け、混用を防いでください。
新規開発のカートリッジは、まず少量の試作で溶着強度、はめ合い寸法、完全性試験の結果を確認してから量産に移ることをお勧めします。原料グレードを切り替える際も、溶着条件の再確認をお勧めします。











